口はできるだけ大きく開いていて下さい

例外もありますが、治療中は基本的にできるだけ大きく口を開けていて下さると助かります。

治療をしているとあまり口が開いておらず、この患者さんはこれくらいが限界なんだろうなと思いつつも一応「もうちょっと大きく開けますか」とお声がけすると、ものすごく開く患者さんが時々いらっしゃいます。常に最大限に開いていただくのが理想ではあります。

もちろん顎関節症などで口を大きく開けない方もいらっしゃいますので、そういう方は仕方ありません。また上の奥歯の外側を処置する場合など、少し口を閉じ気味の方が処置がしやすい場合は指示があると思います。

また治療中はできれば口は開け続けていただいた方がありがたいです。理由としては歯が乾いた状態が望ましい処置があり、口を閉じてしまうと唾液で歯がぬれてしまい、処置のやり直しが必要になる場合があるからです。また何度も「口を開いてください」とお伝えするのは時間のロスにもなります。

しかし治療中ずっと口を最大限に開け続けるのは大変なことです。治療中は常に8割くらいの力で口を開けてていただき、お声がけした時だけ最大限に開いていただくのが現実的には良いのかなと思います。また開け続けているのがつらくなったり、咳が出そうになる場合もありますので、そういった時には無理をせず手を挙げていただくなりしてお伝えいただければと思います。