無人島で歯が痛くなったらどうするか

何も道具を持たない状態で無人島で歯が痛くなったらどうするかを考察してみました。

とりあえず冷やす

歯や顎の痛みに対しては冷やすのが有効な場合があるので、布切れなどを見つけて水で濡らし、痛い部分にあてがうのがいいと思います。穴の開いていないビニール袋のようなものがあれば水嚢を作るのもいいでしょう。

真水が得られる環境であれば冷たい水を口に含むのもいいかもしれません。ただし冷たいものがしみる状態ですとこれはもちろん逆効果ですし、外から冷やしても意味はありません。

歯ブラシはほぼ役に立たず

また過去のオガログ記事『歯痛は歯磨きで治る？』で触れましたが、歯ブラシがあっても歯痛にはほとんど役には立ちません。

つっついてみる

もし自分が無人島で歯が痛くなったとして冷やす以外に何か試すとしたら、つまようじか安全ピンのような先が鋭利になったものを探して、痛みの原因となっている歯に詰まっているものの除去を試みると思います。いわゆる根尖性歯周炎の状態であれば詰まりを除去することにより、中の膿が出ていき、痛みから解放される可能性があるからです。しかし歯髄炎のような神経がまだある状態だと激痛を起こすだけで逆効果です。

薬を持っていけるとしたら

治療器具も薬剤もない状態では冷やすかつっつくくらいしか歯痛に対処する方法はありませんが、市販の薬剤を一つだけ持っていけるとしたら正露丸か今治水を持っていき、歯に詰めたり塗ったりするとよいと思います。しかし正露丸や今治水が期待できるのは神経の炎症が原因の歯髄炎の状態くらいであり、歯茎や骨の中から発する痛みに対しての効果は望み薄です。もちろんロキソニンなどの痛み止めの飲み薬を持って行けるという条件なら持っていかない手はないでしょう。