歯科医師免許証は賞状
歯科医師の免許は運転免許証や健康保険証のようにプラスチックのカードにになっているとお思いの方もいらっしゃいますが、実際はグーグルで画像検索するとわかるように、表彰状のような形式になっています。免許を取得した時点の厚生大臣や厚生労働大臣の名前が記載されているのが特徴です。
歯科医師免許は更新もありませんので結婚などによる名前の変更でもない限り免許証は一度きりしか交付されません。それだけに歯科医師の皆さんは大切に扱うので、紛失したという話はあまり聞きません。私自身もそうですが、だいたい筒に入れて保存している方が多いみたいですが、額に入れて自宅や自身の歯科医院に飾るという人もいるようです。
就職や開業の手続きを始めとして様々な場面で免許証の現物やコピーの提示・提出の必要に時折迫られることがあるのですが、形が賞状のような大きいサイズな上、普段は大事に保管してあるので、提示・提出の際に引っ張り出してくるのが面倒ということが欠点だと思います。
また歯科医師になったばかりの若い歯科医師の中には、留年や国家試験浪人などの危機を乗り越えてやっとの思いで得た歯科医師免許証を見せびらかしたいと思う人もいるかと思いますが、なにせそんなに大切かつ大きなものを普段から持ち歩くわけにもいかず、なかなかその願いもかなわないというのも隠れた欠点かなと思います。
ちなみに医師免許証も同様な形式で、その他ほとんどの医療系の国家資格の免許証も賞状のような形式をしているようです。このような事情がありますので免許書を見せろと言っているのに今持ってない、持ってこれないと言われても是非偽物認定しないであげてください。