AIにブログを書いてもらった

3回連続でChatGPTを使ったAIネタで恐縮ですが、今週はChatGPTにブログを書いてもらいました。早速ですが、私がリクエストした内容が以下の通り。

以下のキーワードを使い歯科医院用のブログを書いてください。キーワードは順不同で何度使っても構いません。ただし全てのキーワードをそれぞれ一度は使ってください。
歯周病
歯周ポケット
歯周ポケット測定
出血
排膿
歯槽骨
グラグラ
痛み
PMTC
歯石
唾液
プラークコントロール
抜歯
ポリッシング
スケーリング
研磨ペースト

このリクエストでもブログを書いてくれましたが、多少短めだったので、長めに作り直すようリクエストし直した結果、書いてくれた内容が以下になります。

歯周病は、歯肉炎が進行し、歯肉が歯を支える歯槽骨の炎症に繋がります。歯周病の初期段階では、歯周ポケットの深さが増加し、歯槽骨が破壊されていくため、歯周ポケット測定を行い、その深さに応じた治療が必要となります。歯周ポケットとは、歯と歯肉の境目の隙間のことで、深さが4mm以上になると、歯ブラシやフロスでは取り除くことが難しくなり、プロフェッショナルなスケーリングやポリッシングが必要になります。

歯周病は、歯肉からの出血、歯がグラグラになることや、口臭、口内炎、噛むと痛い、冷たいものや温かいものがしみるなどの症状が現れます。また、歯周病が進行すると、歯周ポケット内に膿がたまり、排膿が起こることもあります。

歯周病の治療には、歯周ポケット内の歯石やプラークを取り除くことが重要です。歯石は歯ブラシやフロスでは取り除くことができず、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)と呼ばれる専用器具(注1)を使ってスケーリングを行います。その後、歯の表面を滑らかにするポリッシングを行い、細菌がつきにくい状態にします。また、プラークコントロールのために、歯磨きやフロス、マウスウォッシュの正しい使い方を指導します。唾液の分泌が少ない場合は、唾液の分泌を促すための処置もあります。(注2)

歯周病が進行し、歯周ポケットの深さが深くなり、歯槽骨が破壊された場合は、歯を抜歯する必要があることもあります。歯を抜歯すると、周囲の歯がグラグラすることがあり、歯槽骨が破壊されることもあるため、研磨ペーストを使用して歯槽骨を保護するようにしています(注3)

歯周病は、治療後も再発しやすい病気です。定期的なメンテナンスが必要であり、定期検診やPMTCの受診が推奨されます。歯周病が再発した場合は、再度スケーリングや抗生物質の処方、抗菌薬の塗布などの治療が必要となります(注4)

歯周病は、一見症状がなく、自覚症状が現れるまで進行していることが多いため、定期的な歯科検診が重要です。歯科医師が歯周ポケット測定を行い、適切な治療法を提案してくれます。歯周病を放置すると、歯を失うだけでなく、全身の疾患との関連性も指摘されており、早期発見・早期治療が大切です。

歯周病は、歯磨きやフロスなどの日常的な口腔ケアと、定期的なメンテナンスが大切です。歯周病の進行を防ぐためにも、正しいブラッシング方法やフロスの使い方、口腔内のケア方法を学び、定期検診とPMTCを受診することをおすすめします。

点数を付けるとしたら50点です。少なくともこのまま歯科医院のブログとして使えるレベルではありません。しかし、ブログとしての起承転結や大まかな構成はかなりしっかりできているので、事実誤認がある箇所を手直しさえすれば使えるレベルではあると思います。青いマーカーで示した最後の二つの段落に関しては多少の言い回しが気になるくらいで、まとめとしては完璧と言って差し支えないと思います。

しかし、赤いマーカーの部分は問題です。

まず注1の部分ですが、PMTCは処置の名前であって器具の名前ではありません。

注2ですが、歯科医院で唾液の分泌を促す処置などしません。唾液の分泌が少なくなっている原因が明らかであればそれに対する治療は必要です。

注3に関してはめちゃくちゃです。歯は抜歯してもそれが原因で周囲の歯がグラグラすることはありませんし、研磨ペーストは歯を研磨するためのもので、歯槽骨を保護するためのものではありません。

注4は必ず抗生物質の処方、抗菌薬の塗布などの治療が必要となるわけではなく、そういう場合もあるというだけで、文章として不正確です。

よく言われていることですが、ChatGPTはウソを平気で言ってくるなという印象です。わからないと言うくらいならでっち上げてでも答えを返すという意図さえ感じます。反面、よく知られた一般的な事であればあるほど理論立ててわかりやすい文章を生成してくれるなとも思います。

ChatGPTは少なくも歯科に関係したブログを生成するという意味ではまだまだ発展途上で、いわんや実際に歯科に関係したカウンセリングを行うのも到底無理だなと思いました。しかし進化も速いと言われているAIですので、意外と早くブログくらいはAIが書ける日が来るのかもしれません。その日が来たらAIには絶対書けないようなブログを書くことに勤しむことになるのでしょうか。