コロナウイルス感染症と歯科

以下の記事では新型コロナウイルス感染症の大規模抗体検査について書かれていますが、医師や看護師と比較した歯科医師の抗体陽性率の低さについて言及があり、歯科医療におけるコロナウイルス感染に対するリスクの低さを示唆しています。

全国4万人規模の抗体検査、0.43%が陽性(日経メディカル:6月11日記事)

またアメリカ歯科医師会からも歯科におけるコロナウイルスに対する安全性について発表があり、以下の記事では受診控えによる健康の悪化に警鐘を鳴らす歯科医師の意見とともにその内容が紹介されています。

Dentists Are Reporting a Low Rate of COVID-19(Healthline:10月15日記事)(英語)

記事では感染が低く抑えられている要因として、歯科医院において長年感染防御に取り組んできたことを挙げ、もし歯科治療のなかで感染のリスクがあるとしたらそれに晒されるのは患者側ではなく歯科医師側であるとした感染症専門家の意見も取り上げています。

このように歯科治療が比較的安全であると明らかになってきていますが、コロナウイルス感染症の蔓延がいまだ治まらない中、私たちは引き続き感染防御に努めていかなければなりません。当院では検温や手指消毒へのご協力をお願いするなど、来院される皆様にはお手数をおかけいたしておりますが、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。